家づくりにかかる高額な建設工事費用がいかに効率よく(住宅に)使われているかを考えてみませんか!?

 

???何を言っているんだいって思わないでください。

 

ご存知のように販売されている商品にはどんなものでもコストがかかっていますよね。

住宅も例外ではありません。大手メーカーには立派な社屋があり部署ごとに大勢の社員を抱え営業車や展示住宅を保有しテレビCMや新聞広告などで日々宣伝に余念がありません。

そのようなことにかかる経費はお施主さんが自分の住宅のために支払う代金から賄われています。

当然のことなのかもしれませんが、じゃあいったい住宅にかかる金額はいくらなんだい?とお思いにはなりませんか。

 

もちろん当社も中古プレハブの作業場と軽自動車2台を保有しておりますので諸経費はいただいております。

現場により多少変わってきますが間接経費は建築工事総額の10%ほどです。ですのでそれ以外は住宅にかかる費用として使えるということです。

そのかわり当社社長(大工)は、契約に至るまでの見積もり作成、お施主さん・設計士を交えての打ち合わせ、資材の手配、もちろん棟梁として現場に入る、という日々を送っています。営業もいませんし自社ビルもありませんが、一件ごとの現場にかける情熱は決してどこにも引けを取らないと自負しています。

 

もうひとつ考えていただきたいのは竣工後のメンテナンス費用です。

 

当社と同じような家づくりをしている仲間の大工から聞いた話です。

その大工がこの春に引き渡した現場は幼稚園のお子さんがいるご家族がお住まいです。

ママ友が遊びに来た時に「この家は何年で床を張り替える様に言われてる?」との質問に、何を言っているのか意味がわからなかったので「なにも言われてないけどどうして?」と聞いたところ、新築を建てた会社の担当の人から「20年したら床と外壁は張り替えてくださいね、けっこう費用がかかりますから今から計画的に預金して心がけておいてください」と言われたのだそうです。

そのお友達の家の外壁はサイディング、フローリングも合板なので20年経てば痛むのは想像がつきます。「長いローンを組んでやっと家をもてたのに20年先にはまた大金がかかると思うと憂鬱でしかたがない」とのことだったそうです。

「うちはどうなんでしょう?」とお施主さんから連絡がきたそうですが、無垢の木で床や壁が張ってあるから最低でも50年は持ちますよ、汚れたら削り直せばいいんですから。

と答えたそうです。

 

家を持つことを考えたときに20年・30年先を思うことは難しいかもしれません、でも住宅ローンが完済しないうちに、または完済したと思ったら、また新たに数百万のメンテナンス費用がかかる家でも納得できるのか、考えてみては如何でしょうか。

15年が経過した我が家の床です。桧材で厚みは36ミリあります。子供たちが小さい頃、この部分の上にかかる梁からブランコを吊るして毎日遊んでいたので、一番痛んでいる箇所。私たちはこれも思い出として気にせずにおりますが、鉋で削ればすべすべの床に戻ります。


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